第2回 福祉専門職 スキルアップ全職員研修を実施致しました。
令和4年度 第2回 福祉専門職 スキルアップ全職員研修を実施致しました。
外部講師として菊陽町役場 福祉生活部福祉課 こども総合相談係 こども総合相談室 係長 山本康敬様をお招きし、「みんなが安心していっしょに暮らせる地域社会の地域包括支援とは」という題目で大変貴重なお話を聞かせて頂きました。
菊陽町役場こども総合相談室での相談支援体制についてお話があり、こども総合相談室に寄せられる相談については適切に関係機関へ繋げる役割があること、繋がっていく先には放課後等デイサービスもあり、どの関係機関とも離れず繋がっているとお話がありました。その関係機関の中ではどの立場においても連携を取り、対等な立場でやり取りをしていくことについても教えていただきました。
放課後等デイサービスの役割については、学校や家庭とは異なる空間、人、体験を通じて発達支援を行うと同時に子育ての悩み等に対する相談を行う事で保護者支援も行う「後方支援」としての位置づけについてもお話いただきました。
放課後等デイサービスにおける基本活動については
①自立支援と日常生活の充実のための活動
②創作活動
③地域交流の機会の提供
④余暇の提供
①〜④までの活動の目的や手段についてを保護者や学校に対しても伝えていく事が必要であることを学びました。
保育所等訪問支援については学校と事業所とでは困り感が違うため、事業所での取り組みについてを伝えていくだけではなく、学校での困り感について一緒に考えていく必要があることについても教えていただきました。
虐待についてのお話の中では、事業所の管理に対する意識の希薄さや支援に対する意識の希薄さ、支援に対する知識や経験の不足も背景にあるが、虐待者本人の自己の欲求と自分勝手な都合を満たすことの強さが優先していることも要因の一つであるとお話をいただきました。自分自身でコントロールし、本人自身が変わろうとする意識がなければ同じことを繰り返してしまうこともお話がありました。
今回の研修を通して、私たち自身がどういった役割や基本活動をもとに日々の業務を行っているのかを把握し、保護者や地域、学校等の各連携機関に事業所の考えを知ってもらう必要があることを学びました。また、放課後等デイサービスにおいての困り感があるように学校での困り感があることについても理解し、相互に連携を取っていける体制についても考える必要があることも学びました。
各連携機関との繋がりについて密に出来るよう励むとともに、まずはスタッフ同士で話し合いをし、コミュニケーションをしっかり取り、スタッフ同士の連携を密にしていきたいと思います。
株式会社きらら 果実の木グループ
本社 畑山桃子