令和5年度 第2回 福祉専門職スキルアップ全職員研修【障がい児支援・人権擁護・ハラスメント防止等理解】

令和5年度 第2回 福祉専門職スキルアップ全職員研修【障がい児支援・人権擁護・ハラスメント防止等理解】

本日、株式会社きらら本社において、令和5年度 第2回 福祉専門職スキルアップ全職員研修【障がい児支援・人権擁護・ハラスメント防止等理解】を実施いたしました。

 

各教室の児童発達支援管理者を中心に本社に集まり、また全果実の木グループ教室の先生方はオンラインにて参加をしております。

 

今回のスキルアップ全職員研修については、基幹センター 熊本市障がい者支援センター中央センター長 園田亮吉様を講師としてお招きし、 演題「共感力=寄り添う力」=子どもたち・家族や仲間への思いやり・気配り。テーマ【障がいのある子どもたちへの福祉専門職としての基本的姿勢と役割と自身の生き方について】 と題して、大変貴重なお話を伺うことができました。

 

まず、私たちは福祉専門職として丁寧な挨拶や明るい表情、会話を通した相談支援者として、利用者様やご家族、他機関との連携をすると共に、私自身が福祉専門職として自立出来ているのか自問自答しながら業務遂行をしていく力が非常に重要であると感じました。

 

次に放課後等デイサービスの基本的役割の確認を行い、①利用者様の最善の利益の保障②共生社会の実現に向けた後方支援(地域社会への参加)③保護者様・ご家族支援の3つを念頭に、果実の木へ行くと安心できる先生やお友達がいたり、相談できる教室であることの重要性を改めて学びました。

 

その為には、私たちは利用者様1人ひとりが①どういう性格なのか?②どういう障がいなのか?③どういう能力を持っているおり、備わっている力は何なのか?④どういう強み(弱み)を持っているのか?を感じ取り、職員間で共有することが大切です。そして利用者様の良い部分を引き出し楽しく過ごしてもらうことで、最終的には果実の木を卒業し、地域社会に出ても困らないように支援していく重要性を学びました

 

私が一番支援者として伸ばしていきたいと思う話がありました。それは目配り、気配りについてです。私は利用者様の言動や非言語(表情や様子)を注意深くみることで、いつもの様子とは違う利用者様からの発信を受け取り、コミュニケーションや支援を通し教室だけでなく、生活圏内で私たちが出来ることを考え、心、気持ちをこめて支援をしていきます。

 

最後に今後の福祉の動向もお伝えされました。3つあり、意思決定支援、親亡き後の支援、地域共生社会への対応です。私たちは日々変わる利用者様のニーズ、困り感に気付くことは大前提として、国、制度の情報収集と確認を怠ることなく、一人一人が福祉専門職としての成長することが、果実の木グループとしてより良い支援を提供できる集団への一歩となると考えております。

 

末筆ながら今回の研修にあたり、お忙しいところ大変貴重なお話をいただきましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。 誠にありがとうございました。 引き続き、利用者様を中心に寄り添い支援を行ってまいります。 株式会社きらら 果実の木グループ スポーツ 中西