救急救命・防災管理全職員講習を実施致しました。
令和4年5月23日、24日、25日、27日の4日間で、熊本市東消防署にて、救急救命・防災管理全職員講習を実施致しました。
今回の講習では、心肺蘇生法・AEDの実技体験を中心にご指導いただきました。心肺停止後の心肺蘇生を行った否かで、その方の命が助かる確率、そして救命後の社会復帰が出来る確率が大幅に異なるため、心肺蘇生を行う重要性を再認識しました。
救急救命の実演については、倒れている方を発見した場合を想定し、胸骨圧迫を行う者 、119の連絡を行う者、AEDの手配を行う者と役割を担い実践し、消防署の方々からは、実際の実技や一連の流れについて、お褒めの言葉をいただきました。またシチュエーションを複数ご用意いただいたことで、臨機応変に対応すること、そして職員からも積極的に質問を行い、私たちの救急救命活動が有事の際に発揮できるよう、ご丁寧にご教示いただきました。
心肺蘇生の実演後の講演では「火災と避難」に関して、放課後等デイサービスという事業体に則した内容に落とし込んでいただき、火事が起きた際の避難誘導、初期消火、119番の通報の重要性を学びました。また、火事を起こさないために心掛けるべきこと、そして万が一火事が起こった時の命を守るための具体的な行動を教えていただき、コンセント周りの清掃、避難経路の整理整頓、コンセントの多重使用しないこと、消火器の内容確認など、普段から取り組んでいきたいと思える講演でした。
今回の講習を通して、命を守るために自分たちができることをする、という気持ちも持つ一方で、「困った際にはまずは119番」という考え方を教えていただいたことも私たち職員にとって、非常に心に残った内容でした。
有事の際には、教わった行動が上手くできないこともあるため、講演の中で何度も「安心して119番をして指示を仰いでください」と教えてくださり、自分に出来るだろうか、といった不安を取り除くことができました。
今回の救急救命講習については、また改めて社内での講習会を実施し、今度は職員が職員に教えることで、しっかり自分のものにしていくよう計画をしております。
職員ひとりひとりが命を守るために出来ることを定着させ、安全で安心できる果実の木にしていきます。
○講習の目的
・一人一人が自分の身の安全を守る「自助」、周囲の人と助け合う「共助」を行うために、安全対策や事故発生または災害時の身の安全の守り方や救急救命法を学ぶ。
・自然災害の予測や防災教育、危機管理、緊急事態管理の概要を理解する。
・災害のリスクについて理解を深め、災害種に応じた防災目標、信頼できる警報のあり方、適切な避難指示の方策、避難を引き出す方法について改善検討を重ねる。
〇講習内容
・救急救命法研修(実習)について
・非常事態・救急対応(避難・消火)について
株式会社きらら 果実の木グループ
浦上 靖令